ウィンシュール（2000年生、母モガミポイント）

ウィンシュール（2000年5月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「勝つ＋確実に（仏）　超現実に勝つ。」。毛色は栗毛。種牡馬のシャンハイ（当時11歳）と交配したモガミポイントが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は（有）千歳国際牧場。戦績は、中央平地3戦0勝2着1回、地方5戦2勝。2002年のイノセントカップ(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2002年）

6月26日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のサンシャインパワーに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月8日、中5週で迎えた2戦目は、2歳地方重賞のイノセントカップ（旭川ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のブレーヴブラッドに3/4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月8日、中3週で迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

9月29日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（2戦2勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月16日、中3週で迎えた6戦目は、2歳500万下のもちの木賞（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦2勝）。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったエイシンブーンに詰め切れず、約11馬身差の2着となった。

12月25日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、2歳G1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

3歳（2003年）

2月20日、中7週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた8戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の京浜盃（大井ダート1690m 曇/重）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。