トマム（1985年生、母スイフトゲイル）

トマム（1985年4月21日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のインターグシケン（当時10歳）と交配したスイフトゲイルが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は宮城県、生産者は（株）関兵牧場。戦績は、中央平地10戦2勝2着1回。1988年のニュージーランドトロフィー4歳ステークス(G2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

畠山重則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

8月23日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/重）に出走。馬体重は462kg。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた2戦目は、成田均騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

3歳（1988年）

1月31日、約5か月の休養明けで迎えた3戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

2月21日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったロングランシチーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3月5日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったショウワハナミにねじ伏せられて1馬身3/4差の1着未勝利戦を制した。

4月2日、中3週で迎えた6戦目は、4歳400万下（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月23日、中2週で迎えた7戦目は、4歳400万下の新緑賞（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田政人騎手（4戦1勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず3着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた8戦目は、4歳400万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田政人騎手（5戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るファンシーグッズを豪脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月5日、中2週で迎えた9戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー4歳ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で柴田政人騎手（6戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

7月3日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のラジオたんぱ賞（福島芝1800m 小雨/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。