スイートハート（1995年生、母ユキノジェンヌ）

スイートハート（1995年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマジックマイルズ（当時10歳）と交配したユキノジェンヌが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤平和実。戦績は、中央平地5戦0勝、地方6戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1999年の蘇水峡特別(一般B2)。

経歴

デビュー前

藤岡範士厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

5月3日、デビュー戦は柿元嘉和騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（京都芝1600m 小雨/良）に出走。馬体重は456kg。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柿元嘉和騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

10月19日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた3戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の野菊賞（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のグリンゼウスに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月3日、中1週で迎えた4戦目は、長岡特別（新潟(地)ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた5戦目は、カエデ賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた6戦目は、名古屋チャレンジカップミネルヴア賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったメモリーベイツから2馬身差の2着に敗北した。

4歳（1999年）

5月22日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた7戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着を確保した。

6月16日、中3週で迎えた8戦目は、名古屋チャレンジカップマーキュリー賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のファイヤースワンに半馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月4日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で松本達也騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

7月27日、中2週で迎えた10戦目は、蘇水峡特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松本達也騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のナリタサクセスに2馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

11月13日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松本達也騎手（4戦2勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。