トウカイセレブ（2006年生、母トウカイティアラ）

トウカイセレブ（2006年2月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋美しく優雅な女性」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時5歳）と交配したトウカイティアラが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）長浜牧場。戦績は、中央平地24戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

4月26日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/重）に出走。馬体重は450kg。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた2戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

7月18日、中6週で迎えた4戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

7月25日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のゴルデンシュラインに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

8月15日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の久留米特別（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

4歳（2010年）

2月27日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

3月27日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったコパノマユチャンにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4月11日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた10戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

6月12日、中6週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたピュアチャプレット決め手に屈して半馬身差の2着となった。

6月26日、中1週で迎えた12戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着を確保した。

7月18日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のトミケンプライマリをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

12月5日、約4か月半の休養明けで迎えた14戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の岩国特別（小倉ダート1700m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、メメビーナスに交わされて4馬身差の2着となった。

5歳（2011年）

1月5日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

1月23日、中2週で迎えた17戦目は、U.リスポリ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月31日、約6か月半の休み明けで迎えた18戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の檜山特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

10月29日、約3か月の休み明けで迎えた19戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の見附特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

12月10日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

6歳（2012年）

1月8日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた21戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

2月11日、中4週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

3月4日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下のパノラマビューカップ（中京芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（3戦0勝）。18頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

3月25日、中2週で迎えた24戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。