ヤマヒサルビー（1991年生、母ヤマノハマナス）

ヤマヒサルビー（1991年6月5日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のレジェンドテイオー（当時8歳）と交配したヤマノハマナスが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）広富牧場。戦績は、中央平地32戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1995年の5歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

浜田光正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

11月7日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

11月13日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた3戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着を確保した。

12月19日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

3歳（1994年）

1月29日、中5週で迎えた5戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず14着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた6戦目は、上籠勝仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

2月27日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上籠勝仁騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で上籠勝仁騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚が上がってしまい5着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で上籠勝仁騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったテイエムハクサンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4月23日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のトリプルパワーに1馬身3/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月15日、中2週で迎えた11戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦1勝）。7頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた12戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳500万下（中京芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は上籠勝仁騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

12月24日、約6か月半の休み明けで迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は内山正博騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

4歳（1995年）

1月8日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

1月15日、連闘で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内山正博騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内山正博騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見せ場なく13着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた18戦目は、石山繁騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石山繁騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で石山繁騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

4月15日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で石山繁騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

5月6日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で石山繁騎手（4戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のトーエイハリーをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

5月13日、連闘で迎えた23戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の御池特別（京都ダート1200m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で石山繁騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に敗れた。

6月11日、中3週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で石山繁騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で石山繁騎手（7戦1勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

7月1日、連闘で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で石山繁騎手（8戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1500m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で石山繁騎手（9戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた28戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

9月9日、中5週で迎えた29戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は内山正博騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びを欠き15着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は石山繁騎手（10戦1勝）。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

10月15日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石山繁騎手（11戦1勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に敗れた。

5歳（1996年）

7月20日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた32戦目は、4歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石山繁騎手（12戦1勝）。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。