ダイナミッククロス（1999年生、母マヤノカンパネラ）

ダイナミッククロス（1999年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のタマモクロス（当時15歳）と交配したマヤノカンパネラが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は中脇満。戦績は、中央平地17戦1勝、地方8戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は2002年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、中脇満から「北海道7月セレクト市場サラブレッド当歳」に上場され、小川勲によって1,575万円で落札された。

目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

10月7日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は510kg。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

10月21日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、2歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、5着を確保した。

12月22日、連闘で迎えた7戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

3歳（2002年）

7月20日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた8戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/重）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

8月3日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

8月28日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦のボルックス特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月4日、連闘で馬体重を前走から16kg減らして迎えた11戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のマゼラン特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月14日、中0週で迎えた12戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサクラファラオーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月29日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は本田優騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた14戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた15戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

4歳（2003年）

3月8日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

10月4日、約7か月の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた17戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 小雨/重）に出走。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では全く伸びず12着に終わった。

10月28日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた18戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップキューピット賞（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったアグネスギンガから1馬身半差の2着となった。

11月8日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

12月2日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、名古屋チャレンジカップガイア賞（名古屋ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

5歳（2004年）

1月22日、中4週で迎えた22戦目は、名古屋チャレンジカップミネルヴァ賞（名古屋ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は川原正一騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。競走中止となった。

2月10日、中2週で迎えた23戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップヴィーナス賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったゼンノソロモンからクビ差の2着に甘んじた。

6月30日、約4か月半の休み明けで迎えた24戦目は、淀川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

8月4日、中4週で迎えた25戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、ミザール特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に終わった。