パラディン（2001年生、母カーリーパッション）

パラディン（2001年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「聖騎士」。毛色は栗毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時15歳）と交配したカーリーパッションが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地14戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の紫川特別(500万下)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額6,000万円（150万×40口）で一口馬主が募集された。

角居勝彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

10月12日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は518kg。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のグレートベースンをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

12月13日、中6週で迎えた3戦目は、R.ヒューズ騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のエリカ賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

3歳（2004年）

1月11日、中3週で迎えた4戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

9月25日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の恵庭岳特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

4歳（2005年）

1月23日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg絞って迎えた6戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の紫川特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では少しずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のノッティングサンをクビ差振り切って2勝目を奪取した。

4月2日、中7週で迎えた8戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

7月23日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったヘキレキにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

7月30日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、きっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のショートローブスに1馬身1/4の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

9月10日、中5週で迎えた11戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のTVh賞（札幌芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

5歳（2006年）

5月20日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の小牧特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

5月27日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

6月18日、中2週で迎えた14戦目は、G.ボス騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の横手特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮し、3着に入った。