ガリンシャ（2002年生、母サンバデオルフェ）

ガリンシャ（2002年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「イエミソサザイ（ポルトガル語）。小さな鳥」。毛色は栗毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時7歳）と交配したサンバデオルフェが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）森牧場。戦績は、中央平地8戦1勝、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

2月20日、デビュー戦はD.バルジュー騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。馬体重は486kg。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のカミュバニヤンを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

5月14日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

4歳（2006年）

3月4日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から16kg絞って迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に敗れた。

5月7日、中8週で迎えた4戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた5戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 雨/良）に出走。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びが鈍く16着に終わった。

10月21日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

12月25日、中6週で迎えた9戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C1十（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

5歳（2007年）

1月24日、中3週で迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた11戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

3月13日、中2週で迎えた12戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。競走中止となった。