テンショウエイト（1986年生、母パッシングモーリス）

テンショウエイト（1986年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコンメモラテイーボ（当時11歳）と交配したパッシングモーリスが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はロイヤルファーム（有）新冠支場。戦績は、中央平地13戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1989年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

田中康三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

12月4日、デビュー戦は西浦勝一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、モガミハイトーンに半馬身交わされて2着となった。

12月17日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のゴールデンスペースに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1989年）

1月16日、中3週で迎えた3戦目は、4歳400万下の若菜賞（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西浦勝一騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

2月19日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のこぶし賞（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

3月5日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、4歳400万下（阪神ダート1700m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は西浦勝一騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、サンヨーエースにクビ差交わされて2着となった。

3月18日、中1週で迎えた6戦目は、4歳400万下（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

4月15日、中3週で迎えた7戦目は、4歳400万下のはなみずき賞（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で西浦勝一騎手（5戦1勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

10月22日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西浦勝一騎手（6戦1勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下の醍醐特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は岡冨俊一騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は西浦勝一騎手（7戦1勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のソウイチクラウンドをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

12月17日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手（8戦2勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

4歳（1990年）

6月10日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた12戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西浦勝一騎手（9戦2勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったヤマトビューテイに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

6月23日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の御嶽特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西浦勝一騎手（10戦2勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が衰えて13着に終わった。