カミノベリーナイス（1993年生、母カミノイースター）

カミノベリーナイス（1993年3月16日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のパーフライト（当時12歳）と交配したカミノイースターが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日田牧場。戦績は、中央平地27戦1勝2着3回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は1996年の4歳未出走。

経歴

デビュー前

石毛善衛厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1996年）

4月20日、デビュー戦は岩戸孝樹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未出走（新潟芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は450kg。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったステージバンダムに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

5月11日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未出走（新潟芝1400m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩戸孝樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハクセツレディを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

6月8日、中3週で迎えた3戦目は、4歳500万下の桐花賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩戸孝樹騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

7月13日、中4週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下の越路特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩戸孝樹騎手（3戦1勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩戸孝樹騎手（4戦1勝）。18頭立ての10番人気で大外18番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

8月24日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で岩戸孝樹騎手（5戦1勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

9月30日、中4週で迎えた7戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の栃尾特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた8戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の喜多方特別（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の白山特別（新潟芝1400m 外回り晴/重）に出走。鞍上は藤原英幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

4歳（1997年）

4月20日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で藤原英幸騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

5月11日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた12戦目は、5歳以上500万下の六日町特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原英幸騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

6月14日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた13戦目は、5歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩戸孝樹騎手（6戦1勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

7月13日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤原英幸騎手（5戦0勝）。17頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

7月27日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（6戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したフレーミングスターにクビ差届かず2着に惜敗した。

8月23日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の湯之谷特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原英幸騎手（7戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したヤマタケパークを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月19日、中7週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原英幸騎手（8戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた18戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい14着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は藤原英幸騎手（9戦0勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

5歳（1998年）

1月18日、中7週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（10戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

2月12日、中3週で迎えた21戦目は、フェブラリー特別（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤原英幸騎手（11戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月15日、中3週で迎えた22戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた24戦目は、田村宏之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田村宏之騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田村宏之騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

6月10日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、マルチレッグ特別（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は横山義行騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

6歳（1999年）

2月13日、約8か月半の休み明けで迎えた28戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた29戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/不良）に出走。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手に欠いて13着に終わった。