ヤクモダイヤモンド（1990年生、母ウエデイングダンス）

ヤクモダイヤモンド（1990年2月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダイヤモンドショール（当時11歳）と交配したウエデイングダンスが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道二海郡八雲町、生産者は山崎牧場。戦績は、中央平地21戦1勝2着1回、地方3戦1勝。主な勝ち鞍は1992年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

田所秀雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

11月7日、デビュー戦は田所秀孝騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

11月28日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田所秀孝騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したスギノキングに半馬身届かず2着となった。

12月19日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田所秀孝騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフォックスシチーに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1993年）

1月10日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下の若菜賞（京都芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で田所秀孝騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

1月31日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下の梅花賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田所秀孝騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

4歳（1994年）

7月24日、約18か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた6戦目は、久保田英敬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

8月14日、中2週で馬体重を前走から26kg絞って迎えた7戦目は、4歳以上500万下の江差特別（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保田英敬騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

10月1日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田所秀孝騎手（5戦1勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田所秀孝騎手（6戦1勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

11月12日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田所秀孝騎手（7戦1勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田所秀孝騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で田所秀孝騎手（9戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に終わった。

12月18日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田所秀孝騎手（10戦1勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5歳（1995年）

1月5日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で田所秀孝騎手（11戦1勝）。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

2月4日、中3週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は久保田英敬騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた18戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

4月16日、中3週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は久保田英敬騎手（5戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた21戦目は、今井規和騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の文知摺特別（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

7月16日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般B1イ（新潟(地)ダート1700m 雨/不良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のエイシンライダーをクビ差制して久々に勝利を挙げた。

7月28日、中1週で迎えた23戦目は、加治川特別（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月17日、中6週で迎えた24戦目は、一般B1イ（新潟(地)ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。