ヒカルアスパイア（1995年生、母ゴールデンテンプル）

ヒカルアスパイア（1995年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のメジロマックイーン（当時8歳）と交配したゴールデンテンプルが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地15戦1勝2着2回、地方11戦0勝2着2回。2000年の水無月特別で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

西塚安夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

3月29日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

5月2日、中4週で迎えた2戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく15着に敗れた。

5月24日、中2週で迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

6月20日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は的場均騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、激烈なハイペースで集団を牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで踏ん張ったが、アイムアラジンにクビ差交わされて2着に惜敗した。

7月4日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。

10月11日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったトーアドリームを半馬身捉え切れず2着となった。

10月25日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

11月4日、中0週で迎えた8戦目は、3歳戦のマルチユース特別（浦和ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は的場均騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ビンゴキリコに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

11月21日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のタイサファイアに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月19日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいいところがなく13着に敗れた。

4歳（1999年）

1月16日、中3週で迎えた11戦目は、S.サンダース騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

8月21日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は中舘英二騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

9月26日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（5戦1勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた14戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

5歳（2000年）

5月13日、約7か月の休み明けで迎えた15戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた16戦目は、マルチフェア特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ロードビッグホープに交わされて2馬身差の2着となった。

6月15日、中1週で迎えた17戦目は、水無月特別（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宗像徹騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい12着に敗れた。

10月17日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた19戦目は、千場俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般B2イ（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた20戦目は、一般B3イ（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で千場俊彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。10着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた21戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、一般B2イ（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

12月14日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、一般B2イ（上山ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

6歳（2001年）

2月12日、中8週で迎えた23戦目は、井手勇次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A2 B2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた24戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた25戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

3月28日、中2週で迎えた26戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。