ダークダイナミック（2011年生、母Tivoli Dancer）

ダークダイナミック（2011年10月30日）は、オーストラリアで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「謎めいた強さ」。毛色は鹿毛。種牡馬のFastnet Rock（当時10歳）と交配したTivoli Dancerが11歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地5戦0勝、地方18戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2015年のマイスターチャレンジ(一般C2)。

経歴

デビュー前

木村哲也厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

1月6日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は502kg。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

2月2日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月30日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1600m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

8月2日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

9月6日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

12月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた6戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、ミライヘノマイに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2015年）

1月2日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2五六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のプロハンターに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

1月27日、中3週で迎えた8戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、マイスターチャレンジ（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のフクジュソウを3/4馬身振り切って2勝目を掴み取った。

5月13日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、青嵐特別（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

6月10日、中3週で迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、涼風特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

10月21日、約4か月半の休み明けで迎えた11戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、流鏑馬特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に敗れた。

5歳（2016年）

1月1日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、一般C2三四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

1月25日、中2週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた13戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて、最後は2着のカジュアルスタイルに1馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

3月3日、中4週で迎えた14戦目は、一般C1三四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

5月11日、中9週で迎えた15戦目は、一般C1四（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、シュンイキに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

5月26日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

6月16日、中2週で迎えた17戦目は、一般C1五（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスガキュールに約12馬身の大差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

8月24日、中9週で迎えた18戦目は、一般C1三（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで踏ん張ったが、ケイツーエマーに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月3日、中5週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた19戦目は、稲村ヶ崎特別（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

10月21日、中2週で迎えた20戦目は、川越藩のお蔵米記念（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で森泰斗騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のサトノダヴィンチに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月25日、中4週で迎えた21戦目は、間瀬湖特別（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で森泰斗騎手（8戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた22戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、日高特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、カガヤキスマイルに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

6歳（2017年）

1月6日、中2週で迎えた23戦目は、宝船特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。