トチノスカーレット（2010年生、母アステリファスト）

トチノスカーレット（2010年5月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサムライハート（当時8歳）と交配したアステリファストが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は田中春美。戦績は、地方18戦2勝2着1回。2012年のウィナーズチャレンジに勝利した他、2012年のイノセントカップ(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

村上正和厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2012年）

6月19日、デビュー戦は山口竜一騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は442kg。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るモルフェメアリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月26日、中4週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のラゴディラゴライをクビ差振り切って2勝目を手中に収めた。

8月23日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（2戦2勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

9月13日、中2週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞のイノセントカップ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山口竜一騎手（3戦2勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったストーミングスターに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月27日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で山口竜一騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

10月25日、中3週で迎えた6戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

11月20日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のプリンセス特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた8戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のプリンセスカップ（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

3歳（2013年）

2月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

10月3日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた10戦目は、石川駿介騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1200m 曇/重）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた11戦目は、一般C1四五六（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川駿介騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた12戦目は、あうる賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石川駿介騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた13戦目は、アドビ賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石川駿介騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

12月30日、中4週で迎えた14戦目は、SEGAダービーオーナーズクラブ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石川駿介騎手（4戦0勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

4歳（2014年）

1月24日、中3週で迎えた15戦目は、雪晴特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で石川駿介騎手（5戦0勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた16戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、春麗特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に敗れた。

2月28日、中2週で迎えた17戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、風花特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた18戦目は、弥生特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。