ミラクルストーン（1988年生、母ダッシングパワー）

ミラクルストーン（1988年4月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスルーザドラゴン（当時6歳）と交配したダッシングパワーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）加納牧場。戦績は、中央平地7戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年のクレマチス賞(500万下)。

経歴

デビュー前

加藤修甫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

8月12日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、オンワードマドンナに交わされて3馬身半差の2着に敗れた。

9月8日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のセイントをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（1991年）

4月20日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、4歳500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって9着に終わった。

5月18日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、4歳500万下の桐花賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦1勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

6月15日、中3週で迎えた5戦目は、4歳500万下のクレマチス賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のキャットプリンセスに1馬身3/4の差をつけて2勝目をゲットした。

7月14日、中3週で迎えた6戦目は、BSN杯（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中舘英二騎手（5戦2勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい5着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の五頭連峰特別（新潟芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で中舘英二騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。