オンリーワン（1988年生、母セゾンフローリー）

オンリーワン（1988年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のテリオス（当時7歳）と交配したセゾンフローリーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地16戦2勝、中央障害6戦0勝。1991年のバイオレットステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

伊藤雄二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

7月14日、デビュー戦は千田輝彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 小雨/良）に出走。馬体重は452kg。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

7月22日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌芝1000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

11月25日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るシンホリスキーを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月16日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で千田輝彦騎手（3戦1勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

3歳（1991年）

1月5日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で千田輝彦騎手（4戦1勝）。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

2月2日、中3週で迎えた6戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のあすなろ賞（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヤングシゲオーをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

2月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳オープンのバイオレットステークス（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月23日、中4週で迎えた8戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの菜の花ステークス（中山芝1200m 外回り曇/不良）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

4月20日、中3週で迎えた9戦目は、3歳オープンの若草ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（6戦1勝）。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた10戦目は、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1400m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（7戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた11戦目は、4歳900万下の白藤ステークス（京都芝1600m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（1戦1勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4歳（1992年）

2月16日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の響灘特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

3月15日、中3週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の長良川特別（中京芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の中京スポーツ杯（中京芝1800m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の’92ブルードメアサイヤーズステークス（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（8戦1勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

5月9日、中3週で迎えた16戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた17戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

6月13日、中2週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は林満明騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。4着を確保した。

6月28日、中1週で迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月2日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた22戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。