ショウナンアリババ（2016年生、母ダイタクアズミット）

ショウナンアリババ（2016年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋千夜一夜物語の主人公」。毛色は栗毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時12歳）と交配したダイタクアズミットが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は木村牧場。主な勝ち鞍は2020年のべテルギウス賞(一般C2)。

経歴

デビュー前

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

11月25日、デビュー戦は藤田菜七子騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3歳（2019年）

1月5日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

3月17日、中9週で迎えた4戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1900m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

3月31日、中1週で迎えた5戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて最後はミスターホウジュと並んで6着同着となった。

4月13日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず16着に敗れた。

6月8日、中7週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

7月10日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のデネブ特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月18日、中5週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた10戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見所を作れず10着に終わった。

10月28日、中9週で馬体重を前走からさらに13kg増やして迎えた11戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の谷津干潟特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったモードフランスに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

11月28日、中3週で迎えた12戦目は、埼玉県養蜂協会長賞（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のブラックリリーを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月10日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2三四（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

4歳（2020年）

1月11日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の羅生門特別（船橋ダート2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた15戦目は、べテルギウス賞（川崎ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のランスをハナ差振り切って2勝目を挙げた。

3月4日、中4週で迎えた16戦目は、アークトゥルス賞（川崎ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で今野忠成騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

4月15日、中5週で迎えた17戦目は、アフロディーテ賞（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で今野忠成騎手（6戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月7日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、ハンデ戦のアマリリス賞（船橋ダート2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で今野忠成騎手（7戦2勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

6月16日、中5週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた19戦目は、海風賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で今野忠成騎手（8戦2勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

7月20日、中4週で迎えた20戦目は、東金賞（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で今野忠成騎手（9戦2勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着を確保した。