ダンシングワンダー（2012年生、母スマーティーダンス）

ダンシングワンダー（2012年4月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「踊る奇跡。父名、母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時17歳）と交配したスマーティーダンスが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地18戦4勝。主な勝ち鞍は2016年の驀進特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場され、スクーデリアによって2,376万円で落札された。

中内田充正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

8月3日、デビュー戦は杉原誠人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。18頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

10月5日、中8週で迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に敗れた。

3歳（2015年）

1月31日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のシゲルハナガサをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3月22日、中6週で迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

8月8日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の小郡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

10月24日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の稲光特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。最後は、2着のデイドリームに2馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

12月5日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず13着に終わった。

4歳（2016年）

4月30日、約5か月の休み明けで迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は中井裕二騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月21日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の大日岳特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

7月2日、中5週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のパーリオミノルに1馬身1/4の差をつけて3勝目を手中に収めた。

8月7日、中4週で迎えた12戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。最後は、2着のレッドラウダに3/4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月27日、中2週で迎えた13戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の稲妻ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（2017年）

2月25日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアクアマリンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

5月6日、中9週で迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の駿風ステークス（新潟芝1000m 雨/重）に出走。鞍上は中井裕二騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦でオープンの韋駄天ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（5戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月30日、中9週で迎えた17戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。13着に終わった。

8月26日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上1600万下の稲妻ステークス（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は中井裕二騎手（6戦0勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。