マーチクイーン（2017年生、母クリスエスマーチ）

マーチクイーン（2017年3月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「行進＋女王。母名と本馬の誕生日が国際女性デーであることより連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時19歳）と交配したクリスエスマーチが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は槙本牧場。主な勝ち鞍は2021年の一般C16。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額800万円（4万×200口）で一口馬主が募集された。

加藤士津八厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

11月9日、デビュー戦は団野大成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は450kg。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入り込んだ。

11月30日、中2週で迎えた2戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

3歳（2020年）

3月1日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた5戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったラブエスポーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4月11日、中3週で迎えた6戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

5月17日、中4週で迎えた7戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

7月18日、中8週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は小林凌大騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

8月22日、中4週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝2400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林凌大騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

10月27日、中8週で迎えた10戦目は、仲野光馬騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

12月1日、中4週で迎えた11戦目は、馬い!? 江戸前ちば海苔を食べよう（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で仲野光馬騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

12月29日、中3週で迎えた12戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、中村倫也さんが東京大賞典を応援賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

4歳（2021年）

1月12日、中1週で迎えた13戦目は、馬い!?海ブドウサラダを食べよう（船橋ダート1500m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で山中悠希騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

2月9日、中3週で迎えた14戦目は、一般C2三四（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山中悠希騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた15戦目は、杏賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山中悠希騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた16戦目は、春疾風賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山中悠希騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2二三（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山中悠希騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

5月4日、中3週で迎えた18戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた19戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C16（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた20戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアルソリートに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月16日、中1週で迎えた21戦目は、大高川特別（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のパワポケーションズに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

7月12日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた22戦目は、藤前干潟特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

7月23日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた23戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のボンマリアージュをハナ差振り切って3勝目を収める

8月20日、中3週で迎えた24戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（3戦3勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、ウインホノカに交わされて1馬身半差の2着となった。

9月2日、中1週で迎えた25戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で塚本征吾騎手（4戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた26戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で塚本征吾騎手（5戦3勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた27戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で塚本征吾騎手（6戦3勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のサンモントレーに1馬身の差をつけて優勝

10月11日、中1週で迎えた28戦目は、アルネブ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた29戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山田祥雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた30戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、うろこ雲特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた31戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に終わった。

12月9日、連闘で迎えた32戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（7戦4勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

5歳（2022年）

1月6日、中3週で迎えた33戦目は、こま回し賞（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（8戦4勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた34戦目は、新春中京競馬!ただいま開催中（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塚本征吾騎手（9戦4勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた35戦目は、ふぐちり賞（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

6月10日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた36戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、尚弘記念（名古屋ダート920m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のアンフィニフォルスに3馬身の差をつけて休み明けの一戦をモノにした。

6月21日、中1週で迎えた37戦目は、かに座特別（名古屋ダート2000m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で細川智史騎手（1戦1勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた38戦目は、一般B7（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で細川智史騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた39戦目は、祭笛賞（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で細川智史騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた40戦目は、一般B7（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で細川智史騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のムッシュパイロに3馬身の差をつけて6勝目を挙げた。

8月31日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた41戦目は、おとめ座特別（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で細川智史騎手（5戦2勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

9月15日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた42戦目は、一般B4（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で細川智史騎手（6戦2勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

10月12日、中3週で迎えた43戦目は、一般B3（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で細川智史騎手（7戦2勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた44戦目は、ベテルギウス特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で細川智史騎手（8戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

11月17日、中2週で迎えた45戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。