サクリファイス（2021年生、母フギン）

サクリファイス（2021年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「犠牲」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアメリカンペイトリオット（当時8歳）と交配したフギンが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は坂本智広。戦績は、中央平地3戦0勝、地方18戦1勝2着7回。主な勝ち鞍は2024年の3歳。

経歴

デビュー前

小崎憲厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

12月28日、デビュー戦は藤懸貴志騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー阪神（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は454kg。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

3歳（2024年）

1月13日、中1週で迎えた2戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

2月24日、中5週で迎えた3戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

3月29日、中4週で迎えた4戦目は、加藤誓二騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1500m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、カルテメトレスに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

4月10日、中1週で迎えた5戦目は、大畑慧悟騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた6戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のセイコチャンカットを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

5月1日、連闘で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は大畑慧悟騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑慧悟騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

8月20日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から46kg増やして迎えた9戦目は、横井将人騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（1戦1勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた11戦目は、一般C14（名古屋ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

10月30日、中3週で迎えた12戦目は、一般C16（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、4着を確保した。

11月13日、中1週で迎えた13戦目は、一般C13（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

11月21日、連闘で迎えた14戦目は、乳岩川特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた15戦目は、一般C14（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は大畑慧悟騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたワカミヤノミコト決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

12月20日、中1週で迎えた16戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C15（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、アールアンドビーに交わされて3馬身差の2着となった。

4歳（2025年）

1月6日、中1週で迎えた17戦目は、一般C10（名古屋ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は大畑慧悟騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したマルモリハピネスにクビ差届かず2着に甘んじた。

1月17日、中1週で迎えた18戦目は、一般C8（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、ビーガールに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

1月30日、中1週で迎えた19戦目は、一般C7（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、エグザルテーションにクビ差交わされて2着に甘んじた。

2月14日、中1週で迎えた20戦目は、一般C4（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（8戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

2月28日、中1週で迎えた21戦目は、一般C4（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（9戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったレイグレースに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。