デンコウケンジャ（2015年生、母オオシマパンジー）

デンコウケンジャ（2015年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋賢人」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヨハネスブルグ（当時16歳）と交配したオオシマパンジーが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大島牧場。主な勝ち鞍は2018年の大山崎特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

高橋亮厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

9月24日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリードザウインドに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2018年）

5月12日、約7か月半の休養明けで迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた3戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に敗れた。

10月6日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のバーニングペスカに1馬身3/4の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。

10月21日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上1000万下の大山崎特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて前にいた13頭をごぼう抜きし、最後は2着のブロンズテーラーに1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月18日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上1600万下の西陣ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（3戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

4歳（2019年）

2月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の銀蹄ステークス（東京ダート1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて9着に敗れた。

2月24日、中2週で迎えた8戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の下関ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。