サブマリーナ（2021年生、母ヒシサブリナ）

サブマリーナ（2021年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「潜水艦乗組員。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスワーヴリチャード（当時7歳）と交配したヒシサブリナが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は飛渡牧場。2025年の新潟大賞典(ハンデG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

庄野靖志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

11月26日、デビュー戦は岩田望来騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー京都（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は462kg。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のメイクユーマインを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（2024年）

2月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳1勝クラスのつばき賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では閃光のような末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのあずさ賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のインファイターを半馬身振り切ってファンの高評価に応えた。

デビュー前

庄野靖志厩舎（栗東）へ入厩。

9月22日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳G2の神戸新聞杯（中京芝2200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての4番ゲートからスタート。出走取消となった。

10月20日、約5か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳以上2勝クラスの清滝特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフォーチュンコードに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月8日、中6週で迎えた5戦目は、3歳以上3勝クラスのオリオンステークス（京都芝2200m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

4歳（2025年）

3月15日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、4歳以上3勝クラスの難波ステークス（阪神芝1800m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のラヴァンダをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

5月17日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で武豊騎手（4戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したシリウスコルトを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月13日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、ハンデG3のチャレンジカップ（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で武豊騎手（5戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた9戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、G2の京都大賞典（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って16着に敗れた。