リネンフクウン（2011年生、母トゥザスターダム）

リネンフクウン（2011年2月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋福運」。毛色は鹿毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時19歳）と交配したトゥザスターダムが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方26戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の3歳。

経歴

デビュー前

2歳のとき、追分ファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、戸山光男によって924万円で落札された。

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

7月13日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

8月3日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。15着に終わった。

12月21日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた3戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

3歳（2014年）

1月25日、中4週で迎えた4戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず12着に終わった。

3月8日、中5週で迎えた5戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

5月19日、中9週で迎えた6戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアメジスト賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

7月12日、中7週で迎えた7戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のミレニアムスターをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

7月27日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（1戦1勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず3着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた9戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

8月19日、中0週で迎えた10戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた12戦目は、大澤誠志郎騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大澤誠志郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大澤誠志郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた15戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、ネクストジェネレーションカップ（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

11月8日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上C2 42（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は大澤誠志郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したサマーヴィーナスを差し切れず、1馬身差の2着となった。

4歳（2015年）

3月5日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた17戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の一般C20（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた18戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

4月30日、中5週で迎えた19戦目は、牝馬限定の一般C19（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の一般C20（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤友則騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のクルクルに2馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

5月29日、中2週で迎えた21戦目は、板取川特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤友則騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

6月18日、中2週で迎えた22戦目は、一般C15 18（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤友則騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るユキノサンブライトを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

7月3日、中1週で迎えた23戦目は、良紀さん智美さん結婚おめでとう（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤友則騎手（6戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のヒバリチャンを半馬身振り切って断然の支持に応えた。

7月30日、中3週で迎えた24戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、ベゴニア賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

9月2日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた25戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（7戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

10月26日、中7週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた26戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（8戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた27戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた28戦目は、遥馬記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた29戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（9戦3勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた30戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

5歳（2016年）

1月26日、中3週で迎えた31戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、一般C13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。