サダージ（2021年生、母タマユラ）

サダージ（2021年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「今はないものに対して甘苦く懐かしい感情(ポルトガル語)」。毛色は栗毛。種牡馬のシュヴァルグラン（当時9歳）と交配したタマユラが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は稲葉牧場。主な勝ち鞍は2024年の浦和800ラウンド。

経歴

デビュー前

池上昌和厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

8月26日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のメイクデビュー新潟（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は450kg。17頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

11月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦の2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた3戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦の2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

12月23日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳戦の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林勝太騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

3歳（2024年）

2月24日、中8週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小林勝太騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に敗れた。

3月17日、中2週で迎えた6戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず14着に敗れた。

5月5日、中6週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小林勝太騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた8戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、5着を確保した。

6月16日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。

8月17日、中8週で迎えた10戦目は、石田拓郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で大外18番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

8月31日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で石田拓郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず8着に終わった。

10月22日、中6週で迎えた12戦目は、3歳戦の浦和800ラウンド（浦和ダート800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で石田拓郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るシェナエースを強烈な末脚で3/4馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

10月29日、連闘で迎えた13戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 雨/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったホウオウフロイトに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。