ショウリダバンザイ（2007年生、母オレンジスペシャル）

ショウリダバンザイ（2007年3月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時10歳）と交配したオレンジスペシャルが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は山口義彦。戦績は、地方34戦10勝2着7回。2010年の桜花賞(牝S1)に勝利した他、2010年のロジータ記念(牝S1)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、タイヘイ牧場から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、六郎田靖から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。7歳のとき、林正夫から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、六郎田靖によって1,188万円で落札された。

林和弘厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2009年）

5月20日、デビュー戦は山口竜一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るセレクトシューズを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月7日、中6週で迎えた2戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

8月11日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月24日、中5週で迎えた4戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳オープンのルールオブロー賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るミサトサウスを驚異的な末脚でクビ差だけ差し切って勝利をモノにする

10月22日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞の南部駒賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3歳（2010年）

1月21日、中9週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳オープンの’10桃花賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のネイルセンプーを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

3月24日、中8週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた8戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。10頭立ての3番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るバックアタックを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて4勝目をつかんだ。

5月20日、中7週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたトーセンウィッチ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

6月16日、中3週で迎えた10戦目は、Jpn2の天馬賞（川崎ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月21日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞のノースクイーンカップ（門別ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のライネスゴルトを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

11月17日、中7週で馬体重を前走からさらに13kg増やして迎えた12戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハーミアに3馬身の差をつけて制した。

4歳（2011年）

2月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、牝馬限定Jpn3のTCK女王盃（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

5月5日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた14戦目は、地方重賞のコスモバルク記念（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は山口竜一騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したクラキンコにクビ差届かず2着に惜敗した。

6月2日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた15戦目は、地方重賞の星雲賞（門別ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた16戦目は、ファルブラヴ賞（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月28日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた17戦目は、牝馬限定地方重賞のノースクイーンカップ（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のクラキンコを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

8月29日、中4週で迎えた18戦目は、牝馬限定地方重賞のビューチフル・ドリーマーカップ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマチカネオイカゼにアタマ差届かず2着に甘んじた。

9月29日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定地方重賞のレディスプレリュード（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では非凡な末脚を披露し、4着に入った。

11月17日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の道営記念（門別ダート2000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリフレックスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて8勝目を挙げた。

12月30日、中5週で迎えた21戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に牝馬ながら58kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に敗れた。

5歳（2012年）

1月18日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定Jpn3のTCK女王盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（3戦2勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

5月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、地方重賞のコスモバルク記念（門別ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、伸びてきたジョーモルデュー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月31日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた24戦目は、地方重賞の星雲賞（門別ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月26日、中7週で迎えた25戦目は、牝馬限定地方重賞のノースクイーンカップ（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（7戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るサクラサクラサクラを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って9勝目を収める

9月3日、中5週で迎えた26戦目は、牝馬限定地方重賞のビューチフル・ドリーマーカップ（水沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（8戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサクラサクラサクラに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月4日、中3週で迎えた27戦目は、牝馬限定地方重賞のレディスプレリュード（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

11月15日、中5週で迎えた28戦目は、地方重賞の道営記念（門別ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（9戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月5日、中2週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた29戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデJpn3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

6歳（2013年）

5月3日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた30戦目は、地方重賞のコスモバルク記念（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（10戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のジョーモルデューに3馬身の差をつけて休み明けの一戦を物にした。

5月30日、中3週で迎えた31戦目は、地方重賞の星雲賞（門別ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（11戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月23日、中7週で迎えた32戦目は、牝馬限定地方重賞のノースクイーンカップ（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（12戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したクラキンコを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

9月2日、中5週で迎えた33戦目は、牝馬限定地方重賞のビューチフル・ドリーマーカップ（水沢ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（13戦4勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月14日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた34戦目は、地方重賞の道営記念（門別ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で井上俊彦騎手（14戦4勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったレオニダスにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。