ワンダフルグレイス（2020年生、母レッドマーキュリー）

ワンダフルグレイス（2020年3月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「素晴らしい+優雅。素晴らしいお姫様」。毛色は青鹿毛。種牡馬のロゴタイプ（当時10歳）と交配したレッドマーキュリーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は金成吉田牧場。戦績は、中央平地5戦0勝2着1回、地方6戦0勝2着1回。

経歴

デビュー前

1歳のとき、金成吉田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、米田稔によって902万円で落札された。

長谷川浩大厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

4月15日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝2000m 雨/重）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

6月25日、中7週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったタマモネモフィラにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

7月15日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

8月27日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

2023年9月1日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月25日、中7週で迎えた6戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

11月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

12月20日、中5週で迎えた8戦目は、一般C2六七八ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島正太郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

4歳（2024年）

1月19日、中3週で迎えた9戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたデザートムーン決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

4月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から15kg増やして迎えた10戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、小岩ダイナマイツ21周年記念（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

5月1日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた11戦目は、観覧席に枠色のフラットルーム増設記念（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田義貴騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。