クリームヒルト（2015年生、母クロフォード）

クリームヒルト（2015年2月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ドイツの叙事詩『ニーベルンゲンの歌』の登場人物名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のノヴェリスト（当時6歳）と交配したクロフォードが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2018年の3歳以上C3一。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,600万円（40万×40口）で一口馬主が募集された。

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

10月15日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 雨/重）に出走。馬体重は460kg。18頭立ての8番人気で大外18番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

3歳（2018年）

1月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

3月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

4月29日、中4週で迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

6月22日、中5週で迎えた6戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳C1一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入った。

7月13日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月6日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったクールキッズに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

11月28日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

12月13日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のアップルクラウンをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

4歳（2019年）

1月4日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月7日、中5週で迎えた13戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、お昼休みは笠松競馬（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンブロンディを上がり2位の末脚で半馬身差し切って順当に勝利した。

3月22日、中1週で迎えた14戦目は、タンポポ特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

4月25日、中4週で迎えた15戦目は、ありがとうオグリキャップ杯（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキリンノツバサを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて1番人気に応えた。

5月10日、中1週で迎えた16戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、屋形船特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた17戦目は、好きです笠松競馬（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（3戦2勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったライトスラッガーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

6月6日、中1週で迎えた18戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

7月5日、中3週で迎えた19戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（5戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

7月19日、中1週で迎えた20戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺竜也騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい5着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた21戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺竜也騎手（7戦2勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

10月10日、中7週で迎えた22戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、笠松競馬秋まつりまであと2日（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた23戦目は、一般C9（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のウッドカービングを3/4馬身振り切って4勝目を掴み取った。