キタノコウザン（1986年生、母ウエストパンチ）

キタノコウザン（1986年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のリキアイオー（当時10歳）と交配したウエストパンチが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地24戦2勝2着2回、地方7戦0勝。主な勝ち鞍は1989年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

森安弘昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

7月16日、デビュー戦は天間昭一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。5頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず3着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で天間昭一騎手（1戦0勝）。5頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

8月13日、中1週で迎えた3戦目は、森安輝正騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1000m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメインキャスターに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

8月28日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのクローバー賞（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森安輝正騎手（1戦1勝）。5頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に終わった。

9月25日、中3週で迎えた5戦目は、2歳G3の函館3歳ステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で森安輝正騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって9着に終わった。

3歳（1989年）

12月9日、約14か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1000m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で森安輝正騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

12月16日、連闘で迎えた7戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るバトルベガを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。

4歳（1990年）

1月14日、中3週で迎えた8戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は森安輝正騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったグリンチュデスタに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

3月3日、中6週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下の潮来特別（中山芝1200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で森安輝正騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

6月10日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森安輝正騎手（6戦1勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森安輝正騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したロジカルパンプキンを捕まえ切れず、ハナ差の2着に惜敗した。

7月8日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下の彦星賞（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で森安輝正騎手（8戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

5歳（1991年）

6月22日、約11か月半の休養明けで迎えた13戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は天間昭一騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で天間昭一騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた15戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の釧路特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の噴火湾特別（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

9月22日、中5週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は森安輝正騎手（9戦1勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場なく15着に敗れた。

12月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、長峰一弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

6歳（1992年）

1月12日、中3週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は森安輝正騎手（10戦1勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

1月18日、連闘で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森安輝正騎手（11戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

2月1日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は天間昭一騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

2月8日、連闘で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で天間昭一騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

2月16日、連闘で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で天間昭一騎手（6戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

2月22日、連闘で迎えた24戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は蓑田早人騎手（1戦1勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

10月8日、約7か月半の休み明けで迎えた25戦目は、斉藤誠騎手を鞍上に迎えて、一般A（高崎ダート1900m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた26戦目は、一般A（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。10着に敗れた。

11月23日、中3週で迎えた27戦目は、奥下一月騎手を鞍上に迎えて、一般C（中津ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月29日、連闘で迎えた28戦目は、一般C（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で奥下一月騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた29戦目は、大分県馬主会長賞特別（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で奥下一月騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2（中津ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で奥下一月騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

7歳（1993年）

1月4日、連闘で迎えた31戦目は、一般C2（中津ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で奥下一月騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。