ウイニングワールド（1995年生、母シャドーワールド）

ウイニングワールド（1995年5月20日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトニービン（当時12歳）と交配したシャドーワールドが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地31戦2勝2着5回、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は1999年の江の島特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

後藤由之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

11月7日、デビュー戦は青木芳之騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は522kg。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた2戦目は、3歳戦の’98ベストステッキ特別（11）（船橋ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で青木芳之騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のビンゴホープを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

12月19日、中2週で迎えた3戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

4歳（1999年）

2月27日、中9週で迎えた4戦目は、S.サンダース騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

3月27日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、5歳以上500万下（中京芝2500m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は青木芳之騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

4月25日、中3週で迎えた6戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り雨/良）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のスターアスリートに3馬身の差をつけて制した。

5月23日、中3週で迎えた7戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の石和特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたアラビックスター決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

6月12日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の江の島特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のクリールポイントに1馬身の差をつけて優勝

11月14日、約5か月の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（1戦0勝）。17頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に敗れた。

12月18日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の香取特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

5歳（2000年）

1月29日、中5週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の立川特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦2勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

5月28日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から30kg減らして迎えた12戦目は、5歳以上900万下の富嶽賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（3戦0勝）。17頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

8月5日、中9週で迎えた13戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の日高特別（札幌芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた14戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のHBC杯（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた15戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のポプラステークス（札幌芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の道新スポーツ賞（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は青木芳之騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

12月17日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上900万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦2勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

6歳（2001年）

1月5日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下の東雲賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（4戦2勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

2月4日、中3週で迎えた19戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の節分賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

4月1日、中7週で迎えた20戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山芝2000m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

4月29日、中3週で迎えた21戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の金峰山特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたサンライトキセキ決め手に屈してクビ差の2着となった。

5月13日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下の稲村ヶ崎特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったマクリスにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

6月9日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下の石和特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は蓑島靖典騎手（1戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

7月22日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

8月18日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の阿賀野川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

9月2日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の魚野川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったゴーステディを半馬身捉え切れず2着となった。

9月29日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の九十九里特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

7歳（2002年）

8月4日、約10か月半の休み明けで迎えた28戦目は、3歳以上1000万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村田一誠騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の阿賀野川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村田一誠騎手（5戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエイシンハリマオーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8歳（2003年）

6月8日、約10か月の休み明けで迎えた30戦目は、4歳以上1000万下の江の島特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（4戦0勝）。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

11月8日、約5か月の休養明けで迎えた31戦目は、3歳以上1000万下の立冬特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（5戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の昇仙峡特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（6戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。