テイエムホイッスル（2017年生、母グランドホイッスル）

テイエムホイッスル（2017年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のスズカコーズウェイ（当時13歳）と交配したグランドホイッスルが17歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はグランド牧場。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「北海道サマープレミアムセールサラブレッド1歳」に上場され、竹園正継によって1,242万円で落札された。

飯田雄三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

12月1日、デビュー戦は鮫島良太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

3歳（2020年）

5月10日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた3戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた4戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

7月4日、中2週で迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のメイショウヨカゼに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4歳（2021年）

1月23日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた6戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 雨/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

2月20日、中3週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた7戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

3月14日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンライズシェリーを凄まじい末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

4月3日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

10月17日、約6か月半の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの菅名岳特別（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は中井裕二騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

11月14日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの相馬特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

2021年11月19日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。