オッティミスタ（2002年生、母ダイナチャイナ）

オッティミスタ（2002年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「楽観的な（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時15歳）と交配したダイナチャイナが20歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地27戦3勝2着3回、地方7戦0勝。2008年のディープインパクト・プレミアムII(一般)で3着に入った他、2008年のJAむかわほほえみ特別(一般)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、藤田孟司によって1,680万円で落札された。

太宰義人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

3月20日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は526kg。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

4月3日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のメンデルを半馬身振り切って初白星を挙げた。

5月15日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で太宰啓介騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

6月25日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で太宰啓介騎手（5戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

10月15日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で太宰啓介騎手（6戦1勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で太宰啓介騎手（7戦1勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

12月11日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で太宰啓介騎手（8戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のイエスに2馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

4歳（2006年）

1月5日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の初夢賞（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は10戦連続で太宰啓介騎手（9戦2勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

1月15日、中0週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で太宰啓介騎手（10戦2勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

2月18日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の大津特別（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で太宰啓介騎手（11戦2勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で太宰啓介騎手（12戦2勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

3月19日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の伊良湖特別（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で太宰啓介騎手（13戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で太宰啓介騎手（14戦2勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

5月7日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の高瀬川特別（京都ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は16戦連続で太宰啓介騎手（15戦2勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のフォーカルフィギアに1馬身半の差をつけて制した。

6月10日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上1600万下の白川郷ステークス（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で太宰啓介騎手（16戦3勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

11月18日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は18戦連続で太宰啓介騎手（17戦3勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい10着に敗れた。

12月9日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で太宰啓介騎手（18戦3勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

12月23日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で太宰啓介騎手（19戦3勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

5歳（2007年）

1月20日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の河原町特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で太宰啓介騎手（20戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

2月11日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で太宰啓介騎手（21戦3勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったアドマイヤキラメキに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3月4日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下の瀬戸特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は23戦連続で太宰啓介騎手（22戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったシーサンダーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

3月31日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の飯坂温泉特別（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は24戦連続で太宰啓介騎手（23戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

5月5日、中4週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた25戦目は、4歳以上1000万下の御池特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は25戦連続で太宰啓介騎手（24戦3勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

5月13日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた26戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は26戦連続で太宰啓介騎手（25戦3勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入った。

6月10日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた27戦目は、4歳以上1000万下のタイランドカップ（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は27戦連続で太宰啓介騎手（26戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったサテライトキャノンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6歳（2008年）

7月17日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた28戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の星雲賞（旭川ダート1600m 雨/重）に出走。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月31日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた29戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、ディープインパクト・プレミアムII（旭川ダート2100m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月28日、中3週で迎えた30戦目は、JAむかわほほえみ特別（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月9日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、ディープインパクト・プレミアム3（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた32戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、キッケンクリス賞（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月6日、中5週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた33戦目は、NOSAI日高特別（門別ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

11月19日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた34戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、ディープインパクト・プレミアム4（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。