オフビートジャズ（2012年生、母ロジャーズスー）

オフビートジャズ（2012年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「型破りなジャズ」。毛色は鹿毛。種牡馬のMedaglia d'Oro（当時13歳）と交配したロジャーズスーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地4戦0勝2着1回、地方4戦3勝。主な勝ち鞍は2016年の富山大学競馬研究会卒業記念(一般B1-2)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、金子真人ホールディングスによって6,720万円で落札された。

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

7月5日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/不良）に出走。馬体重は544kg。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

8月15日、中3週で迎えた3戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったモンドクラフトに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月22日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

12月15日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた5戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、虫むしフェスタ特別（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカワキタカスタマーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2016年）

3月20日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から17kg絞って迎えた6戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、富山大学競馬研究会卒業記念（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のトゥーレドゥーに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

4月10日、中2週で迎えた7戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、三引獅子舞特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

7月24日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、一般B2-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るエスペランデューをクビ差だけ差し切って3勝目を手にした。