クリアラップ（1989年生、母ヘヴンリーミスト）

クリアラップ（1989年4月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサクラユタカオー（当時7歳）と交配したヘヴンリーミストが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）豊洋牧場。戦績は、中央平地14戦5勝。主な勝ち鞍は1994年のおおぞらステークス(900万下)。

経歴

デビュー前

柄崎義信厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

4月26日、デビュー戦は菊沢隆仁騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1400m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は490kg。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

9月19日、約5か月の休み明けで迎えた2戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/重）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた3戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1000m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。先手を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエクセルダンサーを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

10月31日、中3週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下の久慈川特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のガイセンモンをクビ差振り切って2勝目を挙げた。

4歳（1993年）

9月11日、約10か月半の休養明けで迎えた5戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の葛飾特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のキクカフローラルをハナ差振り切って休み明け初戦をモノにした。

10月23日、中5週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下の五色沼特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のラジオ福島賞（福島芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

5歳（1994年）

5月14日、約6か月の休養明けで迎えた8戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

6月19日、中4週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の白河特別（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の摩周湖特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（4戦2勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はカズノシラオキと並んで1着同着となった。

7月30日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下のおおぞらステークス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（5戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のキクカフローラルをクビ差振り切って5勝目をマークした。

8月28日、中3週で迎えた12戦目は、青函ステークス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

10月1日、中4週で迎えた13戦目は、オータムスプリントステークス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（6戦4勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

12月3日、中8週で迎えた14戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、仲冬ステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。