タイセイカグラ（1988年生、母ミリーバード）

Taisei Kagura

1988.05.02

タイセイカグラ（1988年5月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栃栗毛。種牡馬のモーニングフローリツク（当時13歳）と交配したミリーバードが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は野島牧場。戦績は、中央平地9戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年の4歳500万下(牝)。

経歴

デビュー前

伊藤雄二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

8月5日、デビュー戦は千田輝彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

8月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず6着に終わった。

3歳（1991年）

3月24日、約7か月の休み明けで馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で千田輝彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るハナノロンシャンを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って未勝利戦を制した。

4月20日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で千田輝彦騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったライフフラワーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月12日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳500万下（京都芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で千田輝彦騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコウマンサウンドに4馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

6月22日、中2週で迎えた8戦目は、4歳900万下のゆうすげステークス（中京芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた9戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳900万下のやまゆりステークス（中京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。