ランスオブセヘル（2021年生、母ビシャーラ）

ランスオブセヘル（2021年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「槍+魔法(アラビア語)。魔法の槍」。毛色は鹿毛。種牡馬のサトノアラジン（当時10歳）と交配したビシャーラが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は金成吉田牧場。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

奥村豊厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2024年）

3月2日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は486kg。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、サトノアインスに半馬身交わされて2着となった。

4月14日、中3週で迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、エブライトに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5月4日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、トウカイポワールに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

6月1日、中3週で迎えた5戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタミゼに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

12月1日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。