イグザーション（2003年生、母ツキノロマン）

イグザーション（2003年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「力を発揮」。毛色は鹿毛。種牡馬のピルサドスキー（当時11歳）と交配したツキノロマンが12歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は田中春美。戦績は、中央平地4戦0勝、地方13戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2006年の3歳。

経歴

デビュー前

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

5月7日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

7月8日、中6週で迎えた3戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず10着に終わった。

8月27日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

10月13日、中6週で迎えた5戦目は、山本茜騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のコーリンスピアーズをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

10月20日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本茜騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のブルーエルニーニョをクビ差振り切って2勝目を収める

10月25日、連闘で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本茜騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したクイックシューターを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

11月14日、中2週で迎えた8戦目は、一般C24（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本茜騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシンノスケを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

11月28日、中1週で迎えた9戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山本茜騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

12月4日、連闘で迎えた10戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本茜騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた11戦目は、利典は歩と永遠に共に幸せに記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山本茜騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したダンルモンドを捕まえ切れず、6馬身差の2着となった。

4歳（2007年）

1月1日、中1週で迎えた12戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C27（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月9日、連闘で迎えた13戦目は、一般C22（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

1月15日、連闘で迎えた14戦目は、一般C27（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るゼンシンハヤトを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

1月29日、中1週で迎えた15戦目は、一般C21（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したメイショウドーバーを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

2月5日、連闘で迎えた16戦目は、一般C24（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた17戦目は、一般C25（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。