ジュリアスアロー（2002年生、母アバンダンメント）

ジュリアスアロー（2002年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ジュリアス・シーザーの矢」。毛色は芦毛。種牡馬のタマモクロス（当時18歳）と交配したアバンダンメントが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤沢牧場。戦績は、中央平地19戦0勝、中央障害2戦0勝、地方14戦1勝。主な勝ち鞍は2005年のベストビット特別。

経歴

デビュー前

小桧山悟厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

9月18日、デビュー戦は斉藤正弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

10月31日、中5週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1300m 曇/重）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた4戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

12月11日、連闘で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、3着に入った。

3歳（2005年）

1月16日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず13着に敗れた。

2月1日、中1週で迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイト白梅特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた8戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

2月22日、連闘で迎えた9戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストビット特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のベイシティアイドルを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

3月27日、中4週で迎えた10戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

5月15日、中6週で迎えた11戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のロベリア賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた12戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の月桂樹賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた13戦目は、3歳500万下（東京芝2400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は高野和馬騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

12月25日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

4歳（2006年）

1月30日、中4週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた15戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、サンライズカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

2月4日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は高野和馬騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

3月7日、中3週で迎えた17戦目は、マルチフレンド特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

4月16日、中5週で迎えた18戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

5月21日、中4週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

7月17日、中7週で迎えた20戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、サマーカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

8月20日、中4週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた21戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

10月31日、中9週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた22戦目は、オクトーバースター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

11月7日、連闘で迎えた23戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ霜月賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

5歳（2007年）

1月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、ガーネット特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

2月28日、中4週で迎えた25戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、市川特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

4月10日、中5週で迎えた26戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、エイプリルスター賞（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず最後はクリノヨッシーと並んで8着同着となった。

5月15日、中4週で迎えた27戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、メイスター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

6月20日、中4週で迎えた28戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、ミザール特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月13日、約4か月の休養明けで迎えた29戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

12月5日、中4週で迎えた31戦目は、フェイスフルブーツ特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（3戦1勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

12月13日、連闘で迎えた32戦目は、アーバンステージ師走賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は和田譲治騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

12月23日、中0週で迎えた33戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

6歳（2008年）

3月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた34戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

3月30日、中2週で迎えた35戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で水出大介騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。