ハイタレント（1987年生、母インタースターシヤ）

ハイタレント（1987年5月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時14歳）と交配したインタースターシヤが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）ダイヤモンドファーム。戦績は、中央平地16戦3勝。主な勝ち鞍は1990年のおおぞらステークス(900万下)。

経歴

デビュー前

渡辺栄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

9月3日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 小雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は510kg。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

10月22日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

11月18日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエイシンキャロルを豪快な末脚でアタマ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

12月9日、中2週で迎えた4戦目は、3歳400万下のさざんか賞（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

3歳（1990年）

2月11日、中8週で迎えた5戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で角田晃一騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のキョウワタイジュに1馬身3/4の差をつけて制した。

3月4日、中2週で迎えた6戦目は、3歳G3のペガサスステークス（阪神芝1600m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で角田晃一騎手（5戦2勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

3月25日、中2週で迎えた7戦目は、3歳G3の毎日杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で角田晃一騎手（6戦2勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた8戦目は、3歳オープンの若草ステークス（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で角田晃一騎手（7戦2勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

6月3日、中5週で迎えた9戦目は、4歳900万下の白藤ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で角田晃一騎手（8戦2勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

7月15日、中5週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の日高特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で角田晃一騎手（9戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下のおおぞらステークス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で角田晃一騎手（10戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアメリカンシチーをアタマ差振り切って制した。

5歳（1992年）

5月10日、約21か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で角田晃一騎手（11戦3勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい8着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた13戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

6月28日、中4週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（12戦3勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

7月5日、連闘で迎えた15戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

7月12日、連闘で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1700m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。