エイシンアイノウタ（1996年生、母エイシンララミー）

エイシンアイノウタ（1996年3月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時10歳）と交配したエイシンララミーが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。戦績は、中央平地18戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は1999年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

梅内忍厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

7月26日、デビュー戦は植野貴也騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に敗れた。

9月5日、中5週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったホワイトマリリンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

9月19日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では弾けるような伸びで猛進したが、勝ったタヤスキチジツにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

10月4日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で植野貴也騎手（3戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月25日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で植野貴也騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

3歳（1999年）

2月20日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

3月27日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1800m 雨/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず15着に敗れた。

5月15日、中6週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は植野貴也騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（中京芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（6戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るチャイルドウーマンを猛烈な末脚で半馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

8月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したシマノユキヒメを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

8月29日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で植野貴也騎手（8戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の箕面特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で植野貴也騎手（9戦1勝）。18頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

10月2日、中1週で迎えた13戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の文知摺特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるエルデトリアーノを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

10月16日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の松川浦特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に敗れた。

11月7日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上500万下の逢坂山特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は植野貴也騎手（10戦1勝）。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（11戦1勝）。18頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の姫島特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（12戦1勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた18戦目は、白坂聡騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。17頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では末脚が冴えず16着に終わった。