サンワードヒミコ（2006年生、母ベイサス）

サンワードヒミコ（2006年3月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋卑弥呼」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシルバーチャーム（当時12歳）と交配したベイサスが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）梅田牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方33戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の2歳。

経歴

デビュー前

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

10月12日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた3戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

12月28日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のダンツクリスエスを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2009年）

1月4日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオーマイビートに1馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

1月25日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定3歳KJ3の花吹雪賞（佐賀ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下條知之騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のグリーンカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

2月21日、中0週で迎えた8戦目は、3歳戦の青の洞門特別（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したダンツクリスエスを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月20日、中3週で迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた10戦目は、青柳健一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳KJ3のル・プランタン賞（佐賀ダート1800m 曇/重）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

5月4日、中3週で迎えた11戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は青柳健一騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に終わった。

7月4日、中4週で迎えた14戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（6戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（7戦1勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた16戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた17戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた18戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山下貴光騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた19戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（8戦1勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は下條知之騎手（2戦1勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

10月25日、中1週で迎えた21戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山下貴光騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に敗れた。

12月6日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（9戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月26日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（10戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2010年）

1月9日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（11戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

1月30日、中2週で迎えた26戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は山下貴光騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

3月7日、連闘で迎えた29戦目は、4歳以上C2 24（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は牧野孝光騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシンボリエッセンスを捕まえ切れず、7馬身差の2着となった。

4月17日、中3週で迎えた31戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山下貴光騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた32戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で寺地誠一騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた35戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は寺地誠一騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。