ラカンパーナ（2008年生、母プリティーサンサン）

ラカンパーナ（2008年1月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時14歳）と交配したプリティーサンサンが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）畠山牧場。戦績は、地方30戦3勝2着1回。2011年の東京プリンセス賞(牝S1)で3着に入った他、2010年の東京2歳優駿(牝S1)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

月岡健二厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2010年）

7月15日、デビュー戦は石崎駿騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は482kg。5頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るナットブルースカイを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

10月22日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、2歳戦のはくたか特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のロブショットに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

11月29日、中4週で迎えた3戦目は、2歳戦の雷鳥特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦2勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブラックサンダーに4馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

12月31日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦3勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

3歳（2011年）

3月10日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳戦の君子蘭特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（4戦3勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったリアンローズに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月12日、中8週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎駿騎手（5戦3勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

8月16日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に敗れた。

10月6日、中6週で迎えた8戦目は、オパールスター賞（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

11月9日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（6戦3勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

12月30日、中6週で迎えた10戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（7戦3勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

4歳（2012年）

1月20日、中2週で迎えた11戦目は、望春賞（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（8戦3勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

2月16日、中3週で迎えた12戦目は、フェブラリー賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（9戦3勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた13戦目は、アーバンステージ弥生賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（10戦3勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

3月27日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた14戦目は、コーラル賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で石崎駿騎手（11戦3勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた15戦目は、ポインタース賞（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で石崎駿騎手（12戦3勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

5月24日、中4週で迎えた16戦目は、エキサイティングナイト賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で石崎駿騎手（13戦3勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

10月2日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、アーバンステージ神無月賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で石崎駿騎手（14戦3勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

11月15日、中5週で迎えた18戦目は、アーバンステージ霜月賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で石崎駿騎手（15戦3勝）。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた19戦目は、シリウス賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で石崎駿騎手（16戦3勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

12月27日、中3週で迎えた20戦目は、ラピスラズリ賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で石崎駿騎手（17戦3勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、5着を確保した。

5歳（2013年）

1月23日、中3週で迎えた21戦目は、春駒賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で石崎駿騎手（18戦3勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず11着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた22戦目は、早田功駿騎手を鞍上に迎えて、早春賞（大井ダート1600m 内回り雪/重）に出走。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた23戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、上山新場外開設記念（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた24戦目は、レグルス賞（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（19戦3勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた25戦目は、オメガ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（20戦3勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月13日、中4週で迎えた26戦目は、エメラルド賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（21戦3勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

6歳（2014年）

1月20日、約8か月半の休み明けで迎えた27戦目は、ウエルカム2014賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（22戦3勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた28戦目は、フェブラリー賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず15着に敗れた。

2月26日、中2週で迎えた29戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、スプリングタイム賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた30戦目は、春風賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（23戦3勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい13着に終わった。