マサキノテソーロ（2014年生、母マルターズヒート）

マサキノテソーロ（2014年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より+宝物(西)」。毛色は栗毛。種牡馬のアイルハヴアナザー（当時5歳）と交配したマルターズヒートが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は山岡牧場。主な勝ち鞍は2018年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、天羽禮治牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、了徳寺健二によって2,160万円で落札された。

高木登厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

11月12日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/重）に出走。馬体重は516kg。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、4着に終わった。

12月17日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

3歳（2017年）

3月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のポップアップスターに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月26日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山芝1800m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

7月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（4戦1勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では全く伸びず15着に敗れた。

4歳（2018年）

1月20日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

1月28日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

5月19日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 小雨/重）に出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

6月10日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた12戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

10月20日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のユイノチョッパーに2馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

11月11日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（6戦2勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

12月8日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（7戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

5歳（2019年）

1月14日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の初凪賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（8戦2勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい13着に敗れた。

4月21日、約3か月の休み明けで迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大野拓弥騎手（9戦2勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

5月18日、中3週で迎えた18戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の是政特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた19戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの青梅特別（東京ダート1600m 晴/重）に出走。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

11月10日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた21戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

6歳（2020年）

5月30日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた22戦目は、4歳以上2勝クラスの葉山特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

6月14日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた23戦目は、3歳以上2勝クラスの芦ノ湖特別（東京芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

7月11日、中3週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた24戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの猪苗代特別（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

11月15日、約4か月の休み明けで迎えた25戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。

12月19日、中4週で迎えた26戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの大須特別（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

7歳（2021年）

1月24日、中4週で馬体重を前走から27kg増やして迎えた27戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、睦月特別（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のローリエテソーロに1馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

2月20日、中3週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた28戦目は、福寿草特別（佐賀ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

3月6日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた29戦目は、春望賞（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったゴールドメファに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月21日、中1週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた30戦目は、すみれ特別（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のモリデンリオを半馬身振り切って4勝目を手中に収めた。

4月10日、中2週で迎えた31戦目は、アマリリス賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテイエムヒッパシレに9馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4月25日、中1週で迎えた32戦目は、ネモフィラ賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったチェキラに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月22日、中3週で迎えた33戦目は、カレンデュラ賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

6月19日、中3週で馬体重を前走から21kg減らして迎えた34戦目は、ライラック賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で山口勲騎手（7戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。競走中止となった。