トリップス（2023年生、母メモリアビアンカ）

トリップス（2023年2月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「スリーカード(ポーカー用語)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゴルトマイスター（当時7歳）と交配したメモリアビアンカが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はムラカミファーム。2025年のウィナーズチャレンジ6で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小野望厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2025年）

5月1日、デビュー戦は小野楓馬騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は470kg。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のスプリンガフォートに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月25日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ2（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野楓馬騎手（1戦1勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に終わった。

7月23日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた3戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳オープンのリリーカップ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

8月30日、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って11着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた5戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ6（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は小野楓馬騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、シーテープに交わされて2馬身差の2着となった。

10月26日、中5週で迎えた6戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳M1のプリンセスカップ（盛岡ダート1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のフェアリーライズに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月18日、中2週で迎えた7戦目は、2歳オープンのローレル賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小野楓馬騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、アンジュルナに交わされて4馬身差の2着に敗北した。