ナンヨーアマゾネス（1994年生、母ブラツクリイリイ）

ナンヨーアマゾネス（1994年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスーパークリーク（当時9歳）と交配したブラツクリイリイが16歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）梅田牧場。戦績は、中央平地11戦1勝、地方3戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1997年の4歳未出走(牝)。

経歴

デビュー前

藤原辰雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1997年）

3月29日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未出走（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のブランドスリムに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月26日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のこけもも賞（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

8月24日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の千歳特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

9月27日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた5戦目は、オクトーバースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイネシーマから3馬身差の2着に敗北した。

11月11日、中3週で迎えた6戦目は、フレンドリーサドル特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月7日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は土谷智紀騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に敗れた。

4歳（1998年）

1月6日、中3週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた9戦目は、ジャニュアリースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。11着に敗れた。

7月4日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた10戦目は、田村宏之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

7月19日、中1週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた11戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた12戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた13戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

9月13日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の下総特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦1勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい9着に終わった。