ブリングイットオン（2016年生、母ゴーファイトウィン）

ブリングイットオン（2016年3月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「かかってこい」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時13歳）と交配したゴーファイトウィンが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田牧場。戦績は、中央平地7戦1勝。2018年の福島2歳ステークス(オープン)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、岡田牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって3,024万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額3,400万円（34万×100口）で一口馬主が募集された。

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

7月14日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

8月19日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

9月2日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。17頭立ての7番人気で大外17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

9月15日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のウインクルマリヒメに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月7日、中2週で迎えた5戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

11月11日、中4週で迎えた6戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入り込んだ。

12月15日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のさざんか賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

3歳（2019年）

1月14日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のヴォイスオブジョイをアタマ差振り切って制した。

2月23日、中5週で迎えた9戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦1勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた10戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

5月5日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

6月8日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの舞子特別（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい10着に終わった。

10月6日、約4か月の休養明けで迎えた13戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの壬生特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

12月1日、中4週で迎えた15戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの猪名川特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

4歳（2020年）

1月5日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

2月2日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は国分恭介騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

3月7日、中4週で迎えた18戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの中京スポーツ杯（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、6着に入り込んだ。

5月3日、中7週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの鷹ケ峰特別（京都芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

6月20日、中6週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスのSTV杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で荻野琢真騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず13着に終わった。

7月19日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラスの潮騒特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

7月26日、連闘で迎えた22戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの知床特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。

10月24日、約3か月の休養明けで迎えた23戦目は、3歳以上2勝クラスの壬生特別（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は国分優作騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

12月6日、中5週で迎えた24戦目は、3歳以上2勝クラスの中京日経賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は荻野琢真騎手（3戦0勝）。18頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に終わった。

2020年12月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。