コスモターゲット（2001年生、母アイネスターキン）

コスモターゲット（2001年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋標的」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリルドルフ（当時20歳）と交配したアイネスターキンが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は南部功。戦績は、中央平地5戦2勝。主な勝ち鞍は2004年の広瀬川特別(500万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、南部功から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、南部功から「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって315万円で落札された。

稲葉隆一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

12月14日、デビュー戦は梶晃啓騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るキンショーアパッチを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月28日、中1週で迎えた2戦目は、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で梶晃啓騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

3歳（2004年）

1月18日、中2週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

7月3日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の広瀬川特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立ち、かなりのスローペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のイルデパンをアタマ差振り切って休み明けの一戦をモノにした。

8月1日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の佐渡特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。