ペプチドアベル（2008年生、母アベルクイーン）

ペプチドアベル（2008年2月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋アダムとイヴの第２子名より。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時10歳）と交配したアベルクイーンが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方6戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の一般C4-1。

経歴

デビュー前

原孝明厩舎（北海道）へ入厩。

3歳（2011年）

6月7日、デビュー戦は坂下秀樹騎手を鞍上に据えて、3歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、スターライトクロスに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月23日、中1週で迎えた2戦目は、一般C4-3（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた3戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、一般C4-4（門別ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアカシナホリンに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月27日、中2週で迎えた4戦目は、毎日骨ケアMBP賞（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るサクラデスティニーを自慢の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月6日、中9週で迎えた5戦目は、一般C4-1（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。

11月3日、中3週で迎えた6戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C4-1（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のブラボーソニックに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

12月24日、中6週で迎えた7戦目は、荻野要騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。