フューチャヒロイン（1996年生、母クリプシー）

フューチャヒロイン（1996年6月15日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のアサティス（当時11歳）と交配したクリプシーが22歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）稲原牧場。戦績は、中央平地10戦1勝、中央障害10戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1999年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

伊藤正徳厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

2月7日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は408kg。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

4月24日、中7週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1800m 雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1600m 小雨/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。

7月3日、中2週で迎えた6戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエターナルローズに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月18日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

7月31日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

8月21日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

10月16日、中7週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

4歳（2000年）

8月13日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、鈴木寿騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 小雨）に出走。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月16日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木寿騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5歳（2001年）

1月20日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木寿騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

4月21日、約3か月の休み明けで馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた14戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 曇）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。鞍上は鈴木寿騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったジェンツスマイルから半馬身差の2着となった。

6月2日、中2週で迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木寿騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木寿騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月15日、中3週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木寿騎手（6戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。3着に入った。

8月4日、中2週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木寿騎手（7戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月26日、中2週で迎えた20戦目は、大江原隆騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。