ローマンシアター（2020年生、母エルラディユー）

ローマンシアター（2020年1月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ローマ劇場。ボスラで有名な建造物。母母母名から連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のドゥラメンテ（当時8歳）と交配したエルラディユーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は千代田牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方11戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2024年の一般C31。

経歴

デビュー前

田中克典厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

2月12日、デビュー戦は小沢大仁騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

3月19日、中4週で迎えた2戦目は、鷲頭虎太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

6月17日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

7月15日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝2600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

8月20日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で杉原誠人騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉原誠人騎手（3戦0勝）。18頭立ての18番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

10月31日、中7週で馬体重を前走から23kg増やして迎えた7戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、丸山騎手 500勝達成記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月20日、中6週で迎えた8戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般C24（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

4歳（2024年）

1月1日、中1週で迎えた9戦目は、浅野皓大騎手を鞍上に迎えて、一般C31（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のフェイスシステムに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

1月17日、中1週で迎えた10戦目は、乙川特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浅野皓大騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた11戦目は、一般C23（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったトウシンイマジにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

2月13日、中1週で迎えた12戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、一般C19（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、勝ったセブンリーチにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

2月28日、中1週で迎えた13戦目は、花鳥風月台湾（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は浅野皓大騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた14戦目は、善太川特別（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で浅野皓大騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

7月23日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、一般C14（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のメディアプンタに3馬身の差をつけて久しぶりの一戦を物にした。

8月7日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた16戦目は、大千瀬川特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた17戦目は、一般C7（名古屋ダート920m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。