モリトハチマン（1992年生、母エントリーローズ）

モリトハチマン（1992年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のストームオンザルース（当時9歳）と交配したエントリーローズが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）本巣牧場。戦績は、中央平地34戦1勝2着4回、地方9戦0勝。主な勝ち鞍は1995年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

飯塚好次厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1994年）

10月15日、デビュー戦は水野貴広騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

11月20日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴広騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で水野貴広騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

12月17日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で水野貴広騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したミスブラウニーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

3歳（1995年）

1月7日、中2週で迎えた6戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた7戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったスパークライナーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月4日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は水野貴広騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月27日、中3週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（6戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のセノエスパークに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月17日、中2週で迎えた11戦目は、4歳500万下のアベリア賞（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴広騎手（7戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた12戦目は、4歳500万下のほおずき賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴広騎手（8戦1勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

7月29日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で水野貴広騎手（9戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月18日、中6週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は的場均騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は水野貴広騎手（10戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の寺泊特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（11戦1勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴広騎手（12戦1勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた18戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の尾頭橋特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったナイスフューチャーに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

12月16日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の濃尾特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

4歳（1996年）

1月27日、中5週で迎えた20戦目は、本間忍騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の筑前特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本間忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

6月15日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた22戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴広騎手（13戦1勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

7月27日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた23戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（14戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

8月18日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた24戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴広騎手（15戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた25戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に敗れた。

9月28日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴広騎手（16戦1勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（17戦1勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴広騎手（18戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴広騎手（19戦1勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったエスティーソロンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

12月21日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で水野貴広騎手（20戦1勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、5着に終わった。

5歳（1997年）

1月18日、中3週で迎えた31戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で水野貴広騎手（21戦1勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

3月9日、中6週で迎えた32戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

4月5日、中3週で迎えた33戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は水野貴広騎手（22戦1勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた34戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

6月7日、中6週で迎えた35戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、一般B（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた36戦目は、菊池武騎手を鞍上に迎えて、一般B（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた37戦目は、一般C1（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊池武騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月20日、中1週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた38戦目は、五葉山賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊池武騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた39戦目は、渡辺正彦騎手を鞍上に迎えて、一般C1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月1日、中3週で迎えた40戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は菊池武騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月28日、中3週で迎えた41戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菊池武騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた42戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は渡辺正彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた43戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は菊池武騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。